
この記事では、
- 我が家の不登校の娘が進研ゼミ(ハイブリッドコース)を始めるまでのこと
- 不登校の子どもにとって「進研ゼミ(ハイブリッドコース)のここが良い」と思うこと
を書いています。
進研ゼミ(ハイブリッドコース)の良いところだけを見たい方は、もくじの項目をタップすると移動するので、前半は飛ばしてください。
もくじ
不登校の娘が進研ゼミのタブレット学習を始めるまで
不登校でも最低限の勉強はして欲しい
うちの次女(中2)は、中1の2学期の途中から不登校です。これを書いている現在、1年ちょっと学校に行っていません。
学校には行けないけれど、家の中では乃木坂46と嵐の好きな普通の子です。
いろいろあった結果、無理して学校に行かなくてもいいかなーと思うようになりました。
極端な話、中学校は学校に行かなくても卒業できますしね。(公立中学校です)
でも、親としては学校には行かなくても、最低限の勉強はやって欲しい!
今は不登校でも高校には行けるかもしれないし、大学で勉強したいと思うかもしれません。
将来、進みたい道が見えた時、最低限の学力がないと辛すぎる!
学校で使ったプリントは定期的にもらえるけれど、机の隅に積んであるだけで、やろうともしません。
学校に行かないから、宿題もやる必要はないですしね。
生活の中から「学校」というものが存在しない生活をしばらく送っていました。
本人には何の焦りもないんですよね。
その時はまだ中1だったし、将来の進路なんてまだ考えようとも思いませんから。
毎日、のんびりYouTubeを見て、昼寝して、読書をして…という生活でした。
親だけが焦っていきます(笑)
学校に行っていないから、昼間に十分な時間があるし、いくらでも勉強できそうなものなんですが、まぁ見事に勉強しないですね。
塾がイヤなら通信教育しかない
次女のような「自分からは勉強しない」タイプの子が、学校に行かないまま勉強しようと思ったら、塾か通信教育のお世話になるしかないです。
積み重ねが大切な英語の知識なんて中1の1学期で止まってます。
そこから、自分の力だけで勉強して追いつくのは、よっぽどのやる気がない限り無理です。(そして次女にはやる気がありません)
塾か、通信教育かやってみない?
と打診したところ、「塾はイヤ」と言われました。
まぁね、学校に行けない子が、塾に行けるかというと微妙なところですよね。
(不登校の原因は子どもによって違うけれど、次女の場合は対人恐怖症に近いです)
個別指導の塾を選んだとしても、知らない先生に教わるわけだしね。
という訳で、通信教育を始めることにしました。
スタディサプリをやってみた
最初に試してみたのは「スタディサプリ」です。
・安い
・授業の質が良い
・違う学年の授業も受けられる
いちばんの理由は「安いから」でした。
家にあるタブレットで見られるから、初期投資もなしでいけます。
月980円だから、続かなくても「まぁいいか」で済ませられる値段ですよね。
色々と調べてみたら、安いけれど授業の質はものすごくいいみたいだし、学年をさかのぼって好きな授業を受講できるし、悪くはないかなと。
学校の授業を受けていないので、その代わりになればいいな…というのもありました。
CMでやってる英語の「the」の使い方(共通認識)とか、こんな分かりやすい授業が月々980円で受けられるんですよー。
↓コレ。すごく分かりやすくて、ホントに目からウロコだった。
受講した結果
1週間で挫折…。
最初はちゃんと授業を見てたんですが、見なくなりましたね…。
15分くらいの動画なんですが、学校の授業と同じで、集中して見ないといけないんです。
「強制力のない状態で、15分の興味のない授業の動画を見る」というのは無理だったみたいです。
スタディサプリが向いている子
うちの子は無理でしたが、スタディサプリは素晴らしい授業が格安で受けられます。
- 勉強しなきゃという危機意識があるけれど、参考書だけでは理解が追い付かない
- 塾に行きたいけれど、精神的・経済的な理由で行けない
そんな子にはぴったりだと思います。
2週間の無料体験もあるし、続けば月々980円でお得だし、試してみる価値はあると思います。(解約もネットで簡単にできます)
進研ゼミ(オリジナルスタイル)をやってみた
次に試してみたのは、進研ゼミのオリジナルスタイル(紙の教材の方)です。
小学生の時にもやっていたのですが、なかなかやらずに教材をためるようになっていたので、一度退会したんですよね。
本人も「やる」って言ったので、それを再開することにしました。
月額の費用は7,000円くらい。スタディサプリよりは高いけれど、これで勉強してくれるなら安いです。
45年以上の歴史から分析した「中学生のつまずきやすいポイント」を押さえた問題が集められています。
イラストもあって、とっつきやすいかも。

1回あたり15分程度で終わる単元の組み合わせで構成されているので、隙間時間で取り組めるのがウリ。
「目の前にある教材を、前から順番にやっていく」ことなら出来るかなーと。
結果
最初はやったけれど、徐々にやらなくなって2ヶ月で終了。(後半はテキストさえ開かずに、白紙状態)
「机に向かって、テキストを開く」という行為がなかなかできない。
あと、進研ゼミのテキストは、学校の進度に合わせたものなので、(学校に行っていない次女には)習っていない分野なんです。
初めて見る問題の解き方を、テキストを見ながら自分で考えなきゃいけないんですよね。
あまり勉強するつもりのない子にはしんどかったみたいです。
進研ゼミ(オリジナルスタイル)が向いている子
不登校で授業を受けていない分野を学習するので、ある程度の理解力が必要です。
- 自分で解説を見ながら理解しようという意思のある子
- 紙に書いて勉強するのが好きな子
に向いていると思います。
自分で勉強できる子なら、基礎から応用までほとんどの範囲を網羅している教材なので、自分にあった学習ができるし、いちばんいい教材だと思います。
最低受講期間は2ヶ月で無料体験はないんですが、資料請求(無料)でテキストのサンプルがついてくるので、いちど資料請求してみてください。
進研ゼミのハイブリッドスタイルをやってみた
最後に「最低受講期間の2ヶ月で解約かもなー」と思いながら、進研ゼミのハイブリッドスタイルを始めました。
ハイブリッドスタイルは6ヶ月未満で退会するとタブレット代が請求されるので、金銭面では悩んだんです。
口コミを見て、勉強の習慣がない子でも取り組みやすそうだし、資料請求したパンフレットに「過去の学年の内容にさかのぼって学習できる」と書いてあったので、やってみることにしました。

結果
今のところ続いてます(*´▽`*)
今は、英語を中心に中学1年生の内容からやっています。
進研ゼミのハイブリッドスタイルは、うちの子にとって良かった点がたくさんあります。
・1年生の内容から始められる
・1つのレッスンが短くて簡単
・解説が動画で分かりやすい
・決まった時間にアラームが鳴る
・机に向かわなくてもいい
・文字を書く量が少ない
簡単に書くとこんな感じですが、詳しく書いてみますね。
不登校の子どもに進研ゼミのハイブリッドスタイルが良い理由
1年生の内容から始められる
これが一番大きなメリットです。
学校に行かなくなると、どうしても勉強は遅れていくので、学校の進度に合わせた教材ではついていけないんですよね…。
うちの子の場合、1年くらいまともに勉強していませんでした。
英語だと、過去形を知らないのに過去進行形が出てきたり、内容がサッパリ分からないんです。
ただでさえ英語は苦手だから「分からないからやらない」という状態になっていました。
進研ゼミのハイブリッドスタイルは、タブレット内に中学1年~3年までの教材がすべて入っていて、その中から自分に合ったものを受講できます。
学校に行かなくなった時期の内容までさかのぼることが可能です。
↓タブレットの画面上の「自分でレッスンを選ぶ」を選択すると、過去の内容を選んで受講することができます。
↓現在中2ですが、こんな風に中1の内容を選んで受講しています。「Myカルテ」に登録すると、その内容が「おすすめレッスン」として、タブレットのホーム画面にでてきます。
1つのレッスンが短くて簡単
基本的に学校で習っていないことを勉強するので、「難しそう」と感じたら、やらなくなってしまいます。
同じ内容でも、見た目で難易度が違うように感じます。
↓どっちが簡単そうに見えます?少なくとも、問題数が少ない方がやる気がでますよね?(笑)
「まとめてたくさん」よりも、「小分けで何回も」の方が間違いなく取り組みやすいです。
紙のテキストはスペースの問題で無理なんですが、タブレットだと何ページにでも分けることができるので、ひとつひとつが簡単に取り組めるように工夫されています。
↓こんな感じで「講義」「練習回」「定着回」に分かれているんですが、ひとつのレッスンの目安は5分です。
↓たくさん問題が並んでいるのではなくて、1ページの問題数は少ないです。パッと見て「難しそう」だとは感じません。
解説が動画で分かりやすい
教科や単元にもよるんですが、解説が動画だったり、タブレットがしゃべってくれたりします。
習っていない分野だから、文字で書かれた解説を読むよりも、音声・イラスト・動画で解説してもらった方が分かりやすいです。
↓問題文の内容をアニメーションでイメージしやすくしてくれます。イラストだけよりも格段に分かりやすいです。
決まった時間にアラームが鳴る
進研ゼミをやる時間を設定すると、その時間にアラーム(音楽)が鳴り始めます。
アラームを止めるために、必ずタブレットを手に取ります。
毎日タブレットが呼んでくれるので、忘れてしまうことがありません。
↓曜日・時間を設定することができます。1日2回アラームを鳴らすことも可能です。
机に向かわなくてもいい
普段の学習は紙と鉛筆を使わないので、場所を選ばず、どこでも学習することができます。
学習机に向かってテキストを広げて…となると、ちょっと面倒に感じるらしいんですよね。
面倒だと思ったら、やらなくなります。
タブレットだと、ベッドの上でもソファに座ったままでも、好きなところで取り組むことができます。
アラームで呼ばれたら、その場で最初のページを開くことができるので、紙の教材よりも勉強を始めるハードルは低いです。
進んで勉強しようという意思があまりないので、ハードルが低いことは重要!
文字を書く量が少ない
タブレット教材なので文字を書く量が少ないです。
うちの子は文字を書くのが嫌いなので、選択式の問題が多いタブレット教材の方が向いていました。
「実際に手で書いた方が、定着するんじゃないか?」とも思いました。
でも、やらないと意味がない!
・定着率は良いけれど、やらない教材
・定着率が悪くても、やってくれる教材
どっちがいいかと言われると、「定着率が悪くても、やってくれる教材」ですよね?
手で書かなくても、基礎的な内容は頭に入ってきます。
「お願いだから、少しでも勉強して」
と思っていたので、ハードルを下げてくれたタブレット教材はありがたかったです。
「実際に手を動かして書くことが少ない」というタブレット教材の弱点を補うため、進研ゼミのハイブリッドスタイルでは、紙のドリルもついてきます。
(これは、学校の進度に合ったものしか届かないので、さかのぼりはできません)

まだ、さかのぼり学習の段階なので手を付けていませんが、本人にやる気がなければやらなくてもいいかな、と思っています。
とにかく、勉強することへのハードルを低くすることが大切!
↓選択式の問題が多いです。
↓数学などは、キーボードで活字を入力する形式ですが、タブレットに手書きで計算することもできます。
進研ゼミを始めて、イライラが減りました!
進研ゼミのタブレットを始めて、イライラすることが減りました。
中学生にとって、「学校で習っていないことを自分で学習する」というのは、かなりハードルが高いことです。
どうしても、「わからないから、やらない」→「やらないから、わからなくなる」の悪循環にはまっちゃうんですよね…。
学校に行かない、家でも勉強しない…という子どもを目の前にしていると、「ちょっとでもいいから、勉強して!」と思うのが親の本音だと思います。(私もそうでした)
学校に行きたいと思った時に、勉強を全くしていないと、授業の内容が全く分からなくてついていけないんです。
高校に行きたいと思っても、行きたい高校にも行けないんです。
たとえ学校に行かなくても、きちんと勉強さえしていれば、不登校じゃない生活に戻りたいと思った時に戻りやすいんです。
そんなことを考えると、どうしても勉強しないことにイライラしちゃうんですよね…。
うちの子は、進研ゼミのハイブリッドスタイルを始めて、毎日、少しづつだけど勉強してくれるようになりました。
スタディサプリや紙テキストの進研ゼミの時よりも、明らかに勉強してくれています。
将来的なことなど、まだ不安はたくさんあるけれど、心配事がひとつ減ったのは事実です。
あなたの家庭にも、笑顔が増えたらいいなと思っています。

進研ゼミタブレット版(ハイブリッドコース)は6ヶ月受講しないとタブレット代がかかるので、まずは資料請求して、じっくり考えてみてくださいね。
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